Don't Laugh at My Vacation

休職中の生活記録

7月18日

悔しかったので久しぶりに書きます。同じ時期に同棲破局した友達とtent.で飲んだ。出来立てほやほやの先方の彼氏も合流して「自己肯定感が低いのにプライドは高いMちゃん」と紹介されたので、にこにこしながらも内心腹が立った。

今日はいろんなことを上から目線で言われた気がする。恋人が欲しいと言わないほうがいいこと、そのほうが魅力的な女であること。まだ恋人ができるレベルに達してないので自分磨きに徹したほうがいいこと。私には人を救うことなんてできないので人を助けるぐらいの仕事についたほうがいいこと。

他にもなにか色々言われた気がするがもう覚えていない。でも悔しかったり腹がたったりするのはそれが図星だからなのです。

40日目(Sun.)

朝、ノエリサの家に集合。やばそうな家があるなと思ったら、それがノエリサの家だった。いまにも崩れ落ちそうだけど、センスと温かみに溢れた素敵な家。こんなところにも人は暮らしている。

 

電車とバスを乗り継いで山へと向かう。山小屋にいくとだけ聞いていたがなんとキャンプだった。暑いから私はビキニを着て水浴びをした。海の中でビキニになるのはなんとも思わないが山の中でビキニになるのはなんとも心もとない。

 

まほねえ営と囲炉裏でだべりながら業の仕事と山の暮らしを両立させているのをきいて、尊敬の念がむくむくと湧く。「でも、仕事中も心は的野にあることが多いよ。次は何しようかとか」といってまほねえは笑う。私は仕事と門司港をどう両立させていくんだろうか。訊けば昔は的野に関わっていたひとも、もっとたくさん居たらしい。昔は的野と街をもっと繋げたいと思っていたとか。気が付けば、ひとりトラブルで消え、またひとり結婚で消え…と僅か少数になっていたが、それでも「この場所で私は私のやりたいことをやる」スタンスなまほねえは恰好良かった。

 

夕方になったのでBBQをはじめる。囲炉裏で焼くとものすごい煙が出てしまったので、焼き場を外へと移す。きのこは焼いたらうまい。モロッコ豆も。。肉も久しぶりに食べた。ミヒがこだわりを遺憾なく発揮してくれて、めちゃくちゃ豪華なディナーとなった。光に吸い寄せられたカナブンの爆弾で騒ぎ立てるのも一興。

 

夜空を見上げると半月と北斗七星。山の夜はどこまでも暗くて明るい。BBQのあとはお決まりの火遊びをして就寝。寝袋がほしいと思った。。

29日目(Tue .)

ノエリサ降臨DAY。まるで梅雨明けしたかのように、めちゃくちゃ暑い。中央市場でミニトマトを買って食べながら歩く。庄司町ビレッジを案内する。細長い家を気に入っていた。いつか門司港で一緒になにか出来たら嬉しい。

 

そのあとは黒田アトリエへ。会ったらすぐに「ロバは無理だ」と言われる。尾道のロバ牧場に行ってきたらしい。ロバは賢いし構ってほしいから難しいと。次は広島の原爆の絵本をつくるらしい。NOをいうことも大事だが、それと同じく何に対してYESというかも大事だといっていたことが心に残った。

 

そのあとは、ねずみとひかりへ。有吉さんとご対面。写真家のティルマンズと仕事をしたことがあるらしくて、りさちゃんは興味深々。有吉さんは一端の写真家になりたいならイスラエルに留学しろとまたはっぱをかけていた。日本にはパトロン制度がないことが問題だといっていた。パトロンがいたとしても口を出してくると…そんな土壌じゃアーティストもなかなか育たない。日本はまだまだ大手資本とうまくやっていける人だけが生き残れる運の世界だと言っていた。

 

夜はみんなでソーメンを食べた。昨日はすいかも食べたし、なんだか夏休みの序章みたいな毎日。

 

39日目(Fri.)

一日中雨。ゲストハウスにはじまりゲストハウスで終わった日。この間の旅の記録を書き綴っているたいだに、横で様々な人間ドラマが繰り広げられる。

長期滞在している謎の老婦人。絵描きをしているらしくて、若い女の子が注文した絵を取りにきていた。「すごーい!やばーい!繊細!」と叫んでいたけれども、私にはよくわからない。黒田さんの絵をみているうちに私なりの審美眼というものが身についてしまったようだ。

そのあと、8月からこのゲストハウスで住み込みヘルパーをするという女の子の面談というか顔合わせにぬるっと同席するようなかたちに。代表の男の子のゲストハウスに対する想いや戦略をきけて良かった。自分の手の届く範囲からじわじわはじめるのではなくて、でっかい箱モノをどーんとつくってからコミュニティを育てていくのは男性性と女性性の違いだろうか。次は物販を拡大していくらしい。いずれにせよ同世代が頑張っているのは背筋が伸びる思いがする。

夜はこれまた長期滞在の料理人とその友人の晩餐会のご相伴にあずかる。その友人というのが29歳で2歳半の女の子のシングルマザー。「私、もうすぐ30歳になるんですよ。やばくないですか~!」というのを聞きながら、31歳にして高等遊民の私の方がよっぽどやばいと思った。しかし、生き方は人それぞれだ。親になった経験があるふたりが揃って「親になるのではなく子どもが親にしてくれる」と口を揃えていっていたのが印象に残った。

 寝る前になってH君から連絡。本当に滋賀に行くことになりそう。そわそわしてゲストハウスのリビングへ。すると、ニューフェイスのスタッフのお兄さんがいたので話しかける。「関西出身なんですよ~」というので、どこかきくと滋賀だった。ああやっぱり滋賀にいこうと心に決める。

38日目(Thr .)

沖縄最終日。曇りだったが、どうしても泳ぎたかったので瀬名波ビーチへ。その前にSPAに寄る。かわいいキャンドルといかにもセラピストな笑顔が素敵なお姉さんが出迎えてくれた。大人気みたいで次は予約してからくることを約束する。

 

今日の瀬名波ビーチは満潮だった。満潮干潮でこんなにも見せる顔が違うのかとびっくりする。最後かと思うとビーチを離れるのは名残惜しい。雨が降ってもだらだらと長浜で読書の続きをする。

 

昼に宿に戻り、さやかちゃんと話をする。「絶対に自分の好きに生きたほうがいいですよ」「みくるさんならできますよ」と、とても彼女はエンパワメントが上手。ヒーラーに向いていると思う。

 

ふと、私もヒーラーになりたいという思いがむくむくと湧いてきた。福祉の仕事は好きだけど、今はちょっと現場は離れたい。でも、何らかの方法で人を癒すことは続けたいと思っている。

 

帰りは沖縄そばブルーシールアイスを食べて、今回の沖縄の旅を締めくくる。チョコバナナとチョコミント美味しかったなぁ。帰りの飛行機は神々しいほどの日の入りを拝むことができた。沈んでいく太陽を横目に坂口恭平さんの躁鬱大学を読む。

 

www.shinchosha.co.jp

 

躁鬱は一種の体質ですと書かれていて少し気が楽になる。自分を変えようとするのではなく、自分とうまく付き合っていく方法を探っていきたいと思った。

 

福岡でも、とあるゲストハウスにお邪魔する。ちょうど晩酌がはじまったところでカレーとビールにお呼ばれした。香港の学生さんと料理人のお兄さんと代表の川本くん。すごく居心地のいい空間でこのご時世に盛況ですごいですねと言ったら「ちゃんとマーケティング」してるからとのこと。自信を持ってそういえるのは素晴らしいし、見習いたいと思った。旅の終わりにゲストハウスに寄り道するのにハマりそうです。

 

 

37日目(Wed.)

朝、おとなりやのパンを買いに行く。至福。琉球松とパッションフルーツクリームチーズのパンをリピートする。

すぐにシュノーケル時間となった。本当はダイビングやりたかったけど、投薬治療中の人の対応がいろいろ面倒だったのでシュノーケルにした。青年海外協力隊とかも行ってみたいけれども、投薬がネックとなるんだろうなぁと暗澹たる気持ちに。

恩納村の前兼久漁港につくとdropin沖縄の太田さんが待っていてくださった。ウェットスーツに着替え、船に乗り込み、いざ青の洞窟へ。ライフジャケットいるかと訊かれ、いらないと答える。シュノーケリングは好きだけど、ライフジャケットで重力に制限がかかる感じが好きじゃなかった。

船のうえからちゃぷんと海に飛び込む。限りなく透明に限りなく近いブルーのサンゴ礁の海。黄、青、虹色の魚を眺めながら、青の洞窟へと向かう。青の洞窟はつまるところ鍾乳洞だった。地形好きの私にはたまらない。振り返ってみてください、と言われ振り返ってみるとそこは発光ダイオードみたいな青だった。こんな色をみんな創りたくてたまらなかったんだろうなぁと思う。

 

洞窟の奥まで探検。「ディズニーランドの海底2万マイルみたいですね」みたいなアホみたいな感想をつぶやく。こっちが本家だと思います。暗がりを好む赤い魚の群れはまるでスイミーみたいだった。でも、想像していたよりも大きかったな。洞窟からでると餌付け体験。コロナでシュノーケリング客も少ないからか、ものすごい勢いで魚たちが突進してきた。意外とがめつい魚たち。

 

一旦、宿に戻り、瀬名波ビーチへ。干潮でかなり奥まで泳ぎにいくことができた。シュノーケルしたときばりに魚がいた。海で泳いではビーチで読書を繰り返す。これぞ沖縄でやりたかったこと。読んだのは三砂ちづるさんの『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』という本。

mishimasha.com

 

ごりごりのフェミニストではなく、フラットに女性をエンパワメントしてくる感じが私にはちょうど心地がよかった。「自分の身体は大切なものなので大切にしましょう」というシンプルなメッセージが響く。日本の性教育は「避妊法」や「中絶」に言及しがちなことに言及しているのも大変興味深かった。よくよく辿ると著者はブラジルに10年住んだ経験があり、そのあたりもシンパシーを感じる要因のひとつなのかと思う。

 

夜は夜で友達に借りて読み進めていた本ブライアン・L・ワイス著『魂の伴侶』を読み終える。

www.php.co.jp

私はスピ系ではないけれども、ソウルメイトがいるという感覚はよく知っていると思った。それこそこの本を貸してくれた友人は50も歳の離れている人と付き合っているけれども、彼らはソウルメイトだと思う。今世で間に合ってよかったね!という感じ。二人とも常識に囚われず、気高く、審美眼があったからちゃんと見つけられたんだと思う。

 

私にもたぶんこのひとソウルメイトなんだろうな…っていう人はいる。その人は初めて会った時から初めて会ったような感じがしなくて稲妻が走ったような感じだった。向こうも同じように気が付いてくれているのかはわからないけれども、近々会いにいこうと思っている。

36日目(Tue.)

誕生日。朝から母よりエモい写真が送られてくる。私が誕生した時の家族写真。私が愛されて待ち望まれて生まれてきたこと知ってはいたけど忘れていたなぁ。

 

雨が降っていたけれども、海に行きたくてそわそわしすぎて小雨になった瞬間に瀬名波ビーチへ。着いた瞬間、雨がつよくなったけれども、波に打ち付ける雨の様子も綺麗で見惚れてしまった。そうこうしているうちに日が射しこんでくる。やっぱり晴れたときの海がなんだかんだいって一番綺麗です。

 

海の中でただただ身体を動かすのが好き。幼い頃、身体が不自由だったからか、水の中の方が自由に動ける気がする。シュノーケルとかダイビングとかなくても泳いでいるだけでただただ幸せ。時々青い熱帯魚とかみれるのはラッキーみたいな感じがする。

 

昼間はオーガニックをウリにしているカフェでサラダボウルを頼む。バカでかいサラダが出てきてびっくりした。ドライフルーツも盛り盛り。マルベリー(桑の実)のドライフルーツが美味しかった。

 

道中、バスの後ろの広告にアジア雑貨の倉庫みたいな看板を見つける。導かれるようにしてその雑貨屋へ。そこはマライカチャイハネチチカカがすべてごちゃまぜになったような超巨大空間だった。興奮して品定めする。レジのおばちゃんがこれはインドネシア、これはタイ、これはインドとひとつひとつ説明してくれた。思いがけない出費だったけど許す。だって、これからこのこ達は私の空間を色彩豊かに彩ってくれるのだから。昨日のRyoさんとの話でも思ったけど、私はどんなモノに囲まれて暮らすかは心の在り様を決定するうえで大切だと思う。ただし、本当に好きなものだけを選ぶこと。

 

夕方、また瀬名波に泳ぎにいく。干潮で午前中とはうって変わって世界の果てのようだった。途中、波際でドーベルマンを散歩させている外国人カップルに会う。大きい犬が好きなのでじゃれついて遊ぶ。帰り際に”Enjoy your time"と言われたのがなんかよかった。それにしても、”Your English is very good"と言われているうちはまだまだだ。

 

帰りはゲストハウスで出会った小野くんと浜を歩いて帰った。地形から読谷の歴史に思いを馳せる…